●新着情報20021121
さる11月19日(火)、戸山サンライズ(東京都新宿区)で最終年記念フォーラム役員会議が開催された。開会にあたり、八代組織委員長から、「一連の国際会議が無事に終了したが、『完全参加と平等』『「障害者権利条約の制定』」など取り組むべき課題は、山積みになっている。これは、まさに新たなる十年の始まりにすぎない」との挨拶がなされた。
その後、札幌フォーラム、大阪フォーラムの責任者から今回生じた問題点や今後の課題についての報告があり、ESCAPハイレベル政府間会合については、内閣府政策統括官の矢野氏が、「皆様のお力添えがあったからこそ、無事に終了した」と報告した。
また、各委員会の報告では、藤井総務・企画委員長から、ポスト十年に向けて、新しい国内体制を作る必要を述べられ、「国際的には、障害者権利条約の制定に向けて積極的に活動を行い、国内的には、若い世代をどうように育てていくか、また、状況に応じては、「アジア太平洋障害フォーラム(APDF)」(仮称)の事務局を日本が引き受けることも視野にいれて考えるべきではないか」と発言された。奥山財務委員長から、2億円以上の募金が集まった旨が、広報記録委員会からは、これら一連の活動をビデオ・冊子等を作成することが、キャンペーン委員会からは、アンケートの結果と社会参加推進センターの活動状況などが報告された。
最後に、ESCAP政府間会合での日本国政府の対応、さらなる十年の展望などについて、出席者からそれぞれの思いが語られ、会議は終始なごやかに行われた。