●新着情報20020718
7月29日から8月9日までの間、ニューヨークにある国連本部で「障害者権利条約特別委員会」がスタートします。権利条約の実現は全障害者にとっての悲願ですが、今回の特別委員会は今後の方向性を位置づける極めて重要な委員会となります。
「アジア太平洋障害者の十年」最終年記念フォーラムでは、このたび主唱団体の代表メンバーらで構成する、この特別委員会への傍聴団を組織し、ニューヨークへ派遣することを決定しました。
7月17日に東京・戸山サンライズで派遣団員や関係者ら57名が参加し、傍聴団の結団式を開催しました。(右写真)
結団式の冒頭あいさつをした八代英太組織委員長は「今回の傍聴団の皆様のニューヨークでの活動が、10月の「アジア太平洋障害者の十年」最終年記念国際会議の成功と、次の新しい‘10年’の骨格づくりにつながり、アジア太平洋地域の実情に即した障害者権利条約実現につながるよう、派遣される18名の皆様には大いに期待するところです」と激励しました。
つづいて板山賢治実行委員長の団員紹介の後に兒玉明団長(日本身体障害者団体連合会会長)があいさつし(左写真)、「日本のすべての障害者団体が国連の委員会のロビー活動等を全力で行うことは画期的な前進であり、私たちの責任も大であります。団員一致協力して任務を遂行することをお誓いいたします」と決意を表明しました。
ニューヨークでは国連・特別委員会の傍聴のほか、IDA(アイダ/国際障害同盟)の関係者や障害関係NGOとの連携や情報交換、情報収集など、精力的な活動が計画されています。なお、傍聴団派遣報告につきましては、後日、本ホームページでも紹介するほか、来たる8月31日に全社協灘尾ホールで開催予定の「アジア太平洋障害者の十年」最終年記念フォーラムキャンペーン・東京フォーラムでも派遣団員の代表による報告が予定されています。
<傍聴団メンバー>
A班:7月29日(月)〜8月5日(月)
黒崎信幸(全日本ろうあ連盟副理事長)
山口千春(全日本ろうあ連盟/手話通訳)
上木明美(全日本ろうあ連盟/手話通訳)
河端静子(日本障害者協議会代表)
奈良英子(日本障害者協議会/通訳)
依田葉子(日本障害者協議会事務局)
松友 了(全日本手をつなぐ育成会常務理事)
江上義盛(全国精神障害者家族会連合会専務理事)
藤井克徳(最終年記念フォーラム総務・企画委員長)
丸山一郎(RNN事務局長)
B班:8月3日(土)〜8月11日(日)
兒玉 明(日本身体障害者団体連合会会長/団長)
小松省次(日本身体障害者団体連合会事務局長)
笹川吉彦(日本盲人会連合会長)
笹川泰輝(日本盲人会連合)
吉本哲夫(日本障害者協議会副代表)
三澤 了(DPI日本会議事務局長)
崔 栄繁(DPI日本会議)
松井亮輔(RI副会長)